徳島県 » 阿南・日和佐(美波)

常節(アワビ類)

(とこぶし 鮑 るい)

県内で「流れ子」とも呼ばれるアワビのような貝

常節(とこぶし)は、四国南東部、室戸阿南海岸国定公園内の海岸で水揚げされるアワビに似た貝。生物分類学上はアワビ類に属すが、アワビに比べて小型で、大きくなっても7センチ程度のため商品としては区別されており、アワビとは呼ばれない。県内では12月に解禁となり産卵前の8月中旬で終漁となる。それは岩の表面を流れるように這う様子から、県内では「流れ子」と呼ばれるそうだ。あわびに比べ小型なため、殻ごと煮付けたりそのまま焼いて食することが多い。トコブシの名称は、海底の岩に臥したように付着している姿からつけられたと考えられている。 

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名称
常節(アワビ類)
(とこぶし 鮑 るい)

阿南・日和佐(美波)

徳島県