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鳴滝(つるぎ町)

(なるたき)

鳴滝は、徳島県つるぎ町に位置し、貞光川支流である鳴滝谷川にかかる美しい滝です。その壮大な落差は約85mにも及び、自然の壮大さを感じさせます。鳴滝は、徳島県が誇る観光名所として、多くの観光客に愛されています。また、とくしま88景、四国のみずべ八十八カ所、とくしま水紀行50選、そしてにし阿波お勧めビューポイント100選に選ばれており、その美しさは広く知られています。

鳴滝の地理的特徴

鳴滝は、貞光川の左岸にある成谷三角点を源としており、三段に分かれて絶壁から落ちています。滝の一段目は約40m、二段目が約25m、三段目が約20mあり、合計で85mの落差があります。その美しい三段の滝は、徳島県内随一の規模を誇り、その形状も非常に優雅です。

近隣には、同じく貞光川に位置する名勝「土釜」があります。鳴滝と土釜は、ともに「とくしま88景」や「四国のみずべ八十八カ所」に選定されており、四国を代表する観光地として知られています。

アクセス情報

鳴滝へのアクセスは、公共交通機関および自動車を利用する方法が一般的です。徳島県内からのアクセスも容易で、JR徳島線「貞光駅」からコミュニティバスに乗車し、「土釜」バス停で下車後、徒歩約10分で到着します。また、車を利用する場合、徳島自動車道「美馬インターチェンジ」から約30分の距離にあります。

貞光川(さだみつがわ)の観光案内

貞光川の概要

貞光川(さだみつがわ)は、徳島県を流れる吉野川水系の一級河川で、地域の生活に欠かせない存在です。別名として木綿麻川(ゆうまがわ)とも呼ばれており、この名称には地域の歴史が反映されています。貞光川は自然豊かな流域を持ち、つるぎ町を代表する観光資源の一つです。

貞光川の地理

貞光川の水源は、標高1,712mを誇る剣山系の丸笹山にあります。そこから、徳島県美馬郡一宇村および貞光町を経て、四国最大の河川である吉野川へと合流します。この地域では、アメゴやアユの釣りが楽しめることでも知られ、釣り愛好家にも人気のスポットとなっています。

貞光川の歴史

貞光川は、古代の忌部族にとって重要な河川でした。彼らはユウ麻を栽培し、川の水に漬けて皮をはぎ取り、それを衣料に加工していました。この歴史的な背景から、貞光川は「木綿麻川」という別名を持つようになりました。木綿麻川は、この地域の生活と産業に深く関わってきたことが伺えます。

また、かつては木材の流送にも利用されていましたが、明治時代中期に郡道が開通したことでその役割を失いました。しかし、1925年に吉良発電所(最大出力2,700kw)が建設され、1931年には一宇村に切越発電所(最大出力4,000kw)も設立されるなど、川の水力を活用したエネルギー供給の役割を果たしています。

貞光川の支流

貞光川には以下のような支流があります:

自然景勝地

貞光川沿いには、訪れる価値のある美しい自然景勝地がいくつかあります。特に有名なのは以下の場所です:

流域の自治体

貞光川の流域には、徳島県美馬郡つるぎ町が位置しています。この町は、貞光川の自然と共に暮らす地域として、多くの観光スポットが点在しています。川沿いの景色や豊かな自然、そして歴史的な背景を感じながら、観光を楽しむことができます。

道の駅貞光ゆうゆう館

道の駅貞光ゆうゆう館は、徳島県美馬郡つるぎ町に位置し、国道192号沿いにあります。ここでは、地元の特産品や新鮮な農産物を購入することができるため、観光客に人気のスポットです。地元の文化や特産品に触れることができる道の駅は、観光の合間に立ち寄るのに最適な場所です。

Information

名称
鳴滝(つるぎ町)
(なるたき)

大歩危・小歩危・祖谷渓

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