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天空の村・かかしの里

(てんくう むら さと)

天空の村・かかしの里は、徳島県三好市東祖谷菅生に位置する、かかしをテーマにした観光スポットです。このユニークな村は、別名「名頃かかしの里」とも呼ばれ、日本中から多くの観光客が訪れています。

概要

2002年(平成14年)、綾野月見という地元出身の女性が、大阪から故郷である東祖谷菅生の名頃集落に戻り、村のためにかかしの人形を作り始めたことが、この場所の始まりです。その後、集落内に徐々にかかしが増えていき、現在では300体以上のかかしが設置されています。このかかしの展示により、名頃集落は日本を代表するかかしの名所となり、全国的にその名を知られるようになりました。

かかしのある風景

名頃集落は三嶺の東側、祖谷川流域に位置し、周囲の美しい自然と共に、村のいたるところにかかしが配置されています。これらのかかしは、農作業をしていたり、井戸端会議をしていたりと、まるで生きているかのような姿で村の風景に溶け込んでいます。この光景を目にすると、訪れる人々はその素朴で温かみのある雰囲気に心を和ませることでしょう。

村には「かかし村基本台帳」というものが用意されており、これにより村のかかし一体一体に名前や役割が割り当てられています。まるで村人が実際に生活しているかのような、ユニークで親しみやすい世界観が広がっています。

施設の詳細

かかし工房

かかし工房は、名頃小学校の跡地を利用して作られており、特に体育館では多くのかかしが展示されています。ここでは、かかしの作り方を学べるワークショップが定期的に開催されており、訪れる観光客は自分だけのオリジナルかかしを作る体験ができます。家族連れやグループでの参加も多く、人気のあるアクティビティとなっています。

周辺の観光スポット

かかしの里の周辺には、名頃ダムや美豆山神社など、他にも見どころが多くあります。特に、名頃ダムは美しい自然の中に位置しており、ダムの堤防からの眺めは圧巻です。また、美豆山神社は地元の歴史を感じさせる静かな場所で、参拝を通じて心を落ち着かせることができます。

アクセス情報

車でのアクセス

天空の村・かかしの里へのアクセスは、車が最も便利です。徳島自動車道の「井川池田インターチェンジ」から車で約90分の距離に位置しています。山道を進んでいくと、徐々に現れる村の風景が見えてきます。訪れる途中で、四季折々の風景を楽しむことができるのも魅力のひとつです。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関を利用する場合、JR「阿波池田駅」から車で約90分となります。駅からはタクシーやレンタカーを利用することをおすすめします。名頃集落は山間部に位置しているため、事前に交通手段をしっかりと計画しておくことが重要です。

まとめ

天空の村・かかしの里は、かかしをテーマにしたユニークな観光スポットであり、自然と共存する静かな村で心の癒しを提供してくれます。300体以上のかかしが迎える風景は、他では体験できない独特の魅力があります。また、かかし作りの体験や周辺の自然・文化を楽しむことができるため、家族や友人との思い出作りにも最適な場所です。

徳島県三好市を訪れる際は、ぜひ天空の村・かかしの里へ足を運び、その不思議な世界観を堪能してみてください。山々に囲まれた静寂な村で、かかし達と共にゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

Information

名称
天空の村・かかしの里
(てんくう むら さと)

大歩危・小歩危・祖谷渓

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