瑠璃光寺は、徳島県東みよし町に位置する真言宗御室派の寺院です。山号は集水山、本尊は薬師如来であり、阿波西国三十三観音霊場の第25番札所として知られています。また、四国阿波八供養菩薩霊場の「金剛塗菩薩」を祀っていることでも有名です。
瑠璃光寺は、徳島県東みよし町にあり、地域の歴史と文化に深く根ざしています。山号である「集水山」は、この地の自然環境と関わりがあり、豊かな水源がもたらす恵みと仏教の教えを象徴しています。瑠璃光寺の本尊である薬師如来は、病気平癒や健康長寿を祈願する人々の信仰を集めており、毎年多くの参拝者が訪れます。
瑠璃光寺の所在地は、徳島県東みよし町に位置しています。阿波西国三十三観音霊場の巡礼地として、観光客や信仰者にとって重要なスポットです。特に薬師如来に対する信仰は厚く、多くの人々がこの地を訪れます。
瑠璃光寺の歴史は古く、寺伝によれば、明暦年間(1655年から1657年)に現在の場所に堂宇を移転し、それ以前の「岡坊」を瑠璃光寺と改めたとされています。初代の中興住僧であった宥遍(ゆうへん)が、寺の再興に尽力しました。この移転によって、瑠璃光寺は現在の形を整え、地域の信仰の中心として栄えました。
瑠璃光寺には貴重な文化財がいくつかあります。特に、1990年(平成2年)5月8日に旧三好町の有形文化財に指定された「弘法大師座像」がその代表例です。この像は、寺院の信仰の象徴として大切にされています。
瑠璃光寺の境内には、多くの建造物や施設があり、参拝者にとって豊かな仏教体験を提供しています。
瑠璃光寺の山門は、参拝者を迎え入れる象徴的な入口です。この門をくぐると、静寂な境内へと誘われ、心が洗われるような気持ちになります。
本堂には本尊である薬師如来が祀られており、病気平癒や健康祈願のために訪れる人々の信仰の中心となっています。本堂は壮麗な造りで、参拝者の心を落ち着かせる雰囲気が漂っています。
本堂の横に位置する薬師堂は、瑠璃光寺のもう一つの重要な祈祷所です。この薬師堂も、薬師如来に祈りを捧げるための場所であり、健康と安泰を願う参拝者が絶えません。
鎮守として祀られている秋葉大権現は、火防(ひぶせ)の神として知られています。火事から家や財産を守るため、多くの人々がここで祈りを捧げます。
鐘楼は、瑠璃光寺の境内に位置し、時を知らせる鐘の音が静寂な山間に響き渡ります。この鐘の音は、参拝者の心に平安をもたらすものであり、多くの人々に愛されています。
瑠璃光寺の奥の院には、大師堂があり、この堂は古くから「開山堂」として知られています。奥まった場所にありながらも、多くの信者が訪れ、弘法大師に祈りを捧げています。
瑠璃光寺へは、JR徳島線「阿波加茂駅」から徒歩で約30分の距離にあります。公共交通機関を利用する場合は、この駅からの徒歩がおすすめです。また、車でのアクセスも可能で、駐車場も完備されています。