藍住町バラ園は、徳島県板野郡藍住町にあるバラ園です。このバラ園は、正法寺川沿岸に位置しており、270種類ものバラが咲き誇る美しい場所として知られています。大輪・中輪・つるバラ・ミニバラなど、多彩なバラの品種があり、その花色も赤系・ピンク系をはじめ、複色や覆色、彩り豊かな種類が楽しめます。
藍住町バラ園は、そのバラの多様性と美しさで訪れる人々を魅了しています。特に、毎年5月と10月に開催される「バラまつり」では、様々なバラにまつわるイベントや苗木の販売が行われ、地元特産品の販売もあり、多くの観光客が訪れます。
バラまつりは、藍住町バラ園のハイライトの一つです。この時期には、多くのバラが満開を迎え、園内はバラの香りと美しい花々で埋め尽くされます。無料で入園できるため、気軽に訪れることができ、バラをテーマにしたさまざまな催し物も楽しめます。
藍住町バラ園へのアクセスは、車や公共交通機関を利用することができます。
徳島自動車道「藍住インターチェンジ」から約2.7kmの距離にあり、車でのアクセスが非常に便利です。徳島市内からは、徳島県道・香川県道1号徳島引田線を利用して約20分で到着します。
JR高徳線「勝瑞駅」から車で10分ほどの距離にあります。また、徳島バスを利用する場合、「藍住町バラ園前」停留所からすぐに到着できる便利な立地です。
藍住町バラ園に隣接しているのが「正法寺川公園(しょうぼうじがわこうえん)」です。この公園は、特にUFO形の遊具が特徴的で「UFO公園」という愛称でも親しまれています。園内には歩行者専用の木橋である「みどり橋」が架かっており、西日本一長い木造のアーチ橋として、その美しさと雄大さを誇ります。
正法寺川公園は、「手づくり郷土賞」を平成8年度に受賞しており、地域に根付いた憩いの場として多くの人々に利用されています。園内にはバラ園とともに、藍住町総合文化ホールなど、様々な公共施設が集まっています。
正法寺川公園へのアクセスも便利です。JR鳴門線「勝瑞駅」から車で約10分の距離にあり、バラ園とセットで楽しむことができるスポットです。
正法寺川(しょうぼうじがわ)は、徳島県板野郡藍住町と徳島市応神町を流れる吉野川水系の一級河川です。この川は藍住町にある「正法寺」がその名前の由来となっており、地域の自然環境を支える重要な水路としての役割を果たしています。
正法寺川は、徳島県板野郡藍住町の旧吉野川から徳島市応神町西部を流れ、旧正法寺川を経て吉野川に合流します。上流には準用河川の本村川と直道川があり、これらの川も地域の水資源として重要です。
正法寺川の沿岸には、「正法寺川公園」が広がり、西日本一の木橋である「みどり橋」がその景観を彩ります。また、周辺には藍住町バラ園や藍の館、藍住町立の各学校や役場など、多くの公共施設が点在しており、地域住民や観光客にとって親しみやすい場所となっています。
正法寺川では、地域の環境保全活動が活発に行われています。「正法寺川を考える会」という団体が毎月1回川の清掃活動を行っており、地元の環境意識向上に努めています。この活動は2002年には環境省水環境部長表彰を受賞し、さらに2008年には環境大臣賞も受賞しています。
正法寺川には、本村川や直道川といった支流が流れ込んでいます。これらの支流もまた、藍住町の自然環境を支える重要な河川です。
正法寺川は、その環境保全活動の取り組みが高く評価され、複数の賞を受賞しています。以下はその主な受賞歴です: