パゴダ平和記念塔
戦死者を慰霊する記念塔
パゴダ平和記念塔は、徳島市眉山町に位置する眉山公園内にあり、1958年(昭和33年)に県ビルマ会が第二次世界大戦で戦没した多くの戦友たちの霊を慰めるために建立されました。この塔は戦没者を慰霊するだけでなく、訪れる人々に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝える場所としても知られています。塔内には当時の資料が展示されており、戦争の歴史を学ぶことができる場となっています。
ミャンマーの建築様式を採用
パゴダ平和記念塔は、ミャンマー(旧ビルマ)の首都ヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダの形を参考にして建設されました。この塔の中には、ビルマ(当時)から贈られた仏舎利が納められており、仏教的な要素と戦争慰霊の意味合いが融合しています。その美しい姿は徳島市内の各所から見ることができ、訪れる観光客にも静かで荘厳な雰囲気を提供しています。
眉山公園内の記念塔
眉山公園内にあるこの記念塔は、眉山ロープウェイでアクセスできるため、多くの観光客が気軽に訪れることができます。戦争の記憶と平和への思いを心に刻む場所であると同時に、美しい景観と歴史的な建造物が楽しめるスポットでもあります。
眉山公園の魅力
徳島市を代表する観光スポット
眉山公園(英語:Bizan Park)は、徳島市を代表する都市公園であり、その広大な敷地には四季折々の自然が広がっています。1958年(昭和33年)に開園し、桜や夜景の名所として多くの観光客に親しまれてきました。徳島市街に隣接しており、市内中心部から簡単にアクセスできることも魅力の一つです。
桜の名所としての眉山公園
眉山公園は桜の名所としても知られており、特に春の桜の季節には多くの観光客で賑わいます。公園内には西部公園というエリアがあり、こちらは「日本さくら名所100選」にも選定されているほどの美しい桜が咲き誇ります。満開の桜を背景にした写真撮影や、散策を楽しむことができ、家族連れやカップルにも人気です。
眉山公園の展望台からの絶景
眉山公園の展望台は、徳島市街を一望できる絶好のスポットです。天気の良い日には遠く和歌山県の紀伊山地や淡路島まで見渡せるため、四季折々の景色を楽しむことができます。特に夕方から夜にかけての時間帯には、街の夜景が美しく輝き、ロマンチックな雰囲気が広がります。
歴史と文化の散策スポット
公園内には、眉山パークウェイの終点部があり、歴史的な建物や記念施設が点在しています。特に、ヴェンセスラウ・デ・モラエスの記念館であるモラエス館や、第二次世界大戦時の戦死者慰霊のために建てられたパゴダ平和記念塔は、歴史や文化を感じる散策スポットとしても人気があります。歴史好きの観光客にとっては、見どころが豊富な場所です。
眉山公園のアクセスと施設情報
開館時間と休館日
眉山公園は、一年を通じて観光客を受け入れていますが、施設によって開館時間が異なります。以下はパゴダ平和記念塔およびその他の施設に関する基本的な情報です。
- 開館時間:9:30 - 17:00(10月・2月は9:30 - 16:00)
- 休館日:月曜日 - 金曜日(祝日は開館)
眉山公園へのアクセス
眉山公園へはJR徳島駅から徒歩で10分ほどの距離にあります。アクセスの便利さも、観光客にとって大きな魅力です。また、眉山ロープウェイを利用すれば、阿波おどり会館5Fから眉山山頂までわずか6分で到着します。山頂からは市街を一望できるため、多くの観光客がロープウェイを利用しています。
眉山ロープウェイの運行時間
眉山ロープウェイは朝9:00から夕方17:30まで運行しており、季節によって運行時間が延長されることもあります。運行は15分おきで、乗車時間は約6分です。特に桜の季節や秋の紅葉シーズンには多くの観光客で賑わうため、ロープウェイの利用がおすすめです。