公園の主要施設
徳島市総合動植物公園は、以下の施設から成り立っています。
とくしま動物園
園内は5つのエリアに分かれており、温帯区、熱帯区、サバンナ区、寒帯区、そしてこども動物園があります。さらに、教育の場として動物園センターが設けられ、動物について学べるプログラムが提供されています。
とくしま植物園
とくしま植物園は都市緑化植物園として、2002年4月に開園しました。エントランスゾーンや林間体験ゾーンがあり、自然と触れ合いながら植物を学ぶことができます。植物園内では、四季折々の花々や植物が楽しめるため、年間を通して観光客が訪れます。
とくしまファミリーランド
とくしまファミリーランドは、公園内の遊園地です。観覧車やローラーコースターなどのアトラクションが揃っており、家族で楽しむことができる施設です。特に「ドリフトサーキット」や「ツインドラゴン」など、スリル満点の乗り物も多く、幅広い年齢層に人気があります。
動物園の歴史と進化
徳島市総合動植物公園の動物園エリアであるとくしま動物園は、もともと1957年に開園した「徳島市立動物園」が前身です。しかし、市内中心部にあった旧動物園は敷地面積が1.8ヘクタールと手狭であったため、1997年に閉園し、1998年に現在の場所へと移転・新設されました。これにより、四国最大級の動物園として新たに生まれ変わり、以降は多くの来園者を魅了しています。
ネーミングライツの導入
2018年4月には、ネーミングライツが導入され、動物園は「とくしま動物園北島建設の森」として再出発しました。さらに、2023年4月には「とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM」としてリブランドされ、地域社会や企業との連携を強化しています。
動物園のシンボル
園内には様々な動物が展示されており、特にアンデスコンドルは動物園のシンボル的存在です。また、ホッキョクグマやレッサーパンダなども人気の展示であり、訪れる人々を楽しませています。動物とのふれあいや観察を通じて、自然との共生について学ぶことができる点も、動物園の魅力の一つです。
植物園の特徴と魅力
とくしま植物園は、約59,700平方メートルの広さを誇り、2002年に開園しました。都市緑化植物園として設計され、訪れる人々に自然との触れ合いの場を提供しています。園内はエントランスゾーンや林間体験エリアなどに分かれており、四季折々の植物や花々が楽しめるようになっています。
無料で楽しめる施設
植物園は入場料が無料で、年間を通していつでも訪れることができるため、地元の人々や観光客にとって大変魅力的な施設です。家族連れやカップル、自然を愛する人々にとって、心地よい時間を過ごせる場所となっています。
アクセスの課題
一方で、植物園のアクセスにはいくつかの課題もあります。徳島市内に位置しているものの、道路状況が悪く、交通の便が不便である点が指摘されています。また、動物園や遊園地と比較して植物園の認知度が低いため、利用者数が少ないという問題も抱えています。
遊園地「とくしまファミリーランド」
とくしまファミリーランドは、徳島市総合動植物公園内にある遊園地で、子供から大人まで楽しめるアトラクションが豊富に揃っています。観覧車やローラーコースターなど、家族で楽しむことができる施設が充実しており、特にスリル満点のアトラクションは人気です。
徳島県内で唯一の遊園地
吉野川遊園地が2011年に閉園したため、2023年現在、徳島県内で営業している唯一の遊園地となっています。入場料は無料で、駐車場も650台分が用意されており、1日あたり310円で利用可能です。
主なアトラクション
遊園地内には、以下のようなアトラクションがあります。
- 観覧車
- ローラーコースター
- ドリフトサーキット
- ツインドラゴン
- バンパーボート
- チェーンタワー
- 周遊列車
- ウォーターガーデン
地域との連携と発展
徳島市総合動植物公園は、地域社会との連携にも力を入れており、神戸市立王子動物園との交流がその一例です。1998年4月には、開園祝いとして神戸市からマサイキリン、ユキヒョウ、チリーフラミンゴが贈られました。これにより、両園の友好関係が深まり、動物園同士の連携が強化されました。
徳島市立動物園の歩み
1957年に開園した徳島市立動物園は、地域住民の要望によって設立されました。しかし、狭小な敷地での運営が難しくなり、1997年に閉園されました。その後、徳島児童文化公園も閉園し、徳島市総合動植物公園として新たに整備されたことで、現在の大規模な施設へと発展しています。
観光客におすすめの訪問プラン
徳島市総合動植物公園を訪れる際は、1日かけて園内を楽しむことをおすすめします。動物園で多様な動物を観察し、植物園で自然の美しさを堪能した後は、遊園地でスリル満点のアトラクションを体験できます。また、季節ごとにイベントや特別展示も行われるため、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
アクセスと駐車場情報
公園へのアクセスは、車が便利です。駐車場は650台分が用意されており、1日310円で利用可能です。また、公共交通機関を利用する場合は、徳島駅からバスで「渋野」または「渋野西」バス停で下車し、徒歩約5分で到着します。