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滝の焼き餅

(たき やきもち)

400年の歴史を持つ徳島の名物

徳島市の中心に位置する眉山の北麓にあたる大滝山の裾野には、神社仏閣が集まり寺町のしっとりとした風情を残している。寺町の奥にある「和田の屋」は、江戸時代に開業した店を、昔ながらの製法とともに引き継いでいる。サクサク、もっちりの香ばしい阿波名物「滝の焼餅」は、約400年前に徳島城を築いた際、祝い菓子として藩主に献上され、藩主の御用菓子だった歴史のある菓子。直径5㎝ほどの薄い餅菓子で、中には小豆は北海道十勝産を使用した特製のあっさりとしたこし餡が入っている。徳島産の餅米とうるち米を石臼で挽いて練った生地を、注文を受けてから鉄板でこんがりと焼き上げ、菊紋の型をギュッと押し付ける。生地はゴマ入り、抹茶入りもある。使用する水はすべて、歴代藩主が愛用した御用水のミネラル分を豊富に含む眉山の湧水「錦竜水」。自然素材だけを使った手づくりの「滝の焼餅」は、素材本来の魅力が引き出された香ばしく素朴な味わい。和田の屋 本店は、歴史が感じられる佇まいで、建物の一部が登録有形文化財に指定されている。木々に囲まれ四季折々の風情ある景色を眺めながら、水音が響く庭を望む座敷で滝の焼餅と抹茶を楽しめる。

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滝の焼き餅
(たき やきもち)
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