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ひょうたん島 一周遊覧船

(いっしゅう ゆうらんせん)

ひょうたん島一周遊覧船は、徳島県徳島市の中心部にあるひょうたん島を一周する観光遊覧船です。この船は「ひょうたん島クルーズ」や「ひょうたん島巡り」とも呼ばれています。

選定された景観とコース

このひょうたん島を巡るコースは、四国八十八景の第3番「水面から望むケンチョピアと眉山の風景」として選ばれ、また、とくしま市民遺産にも指定されています。さらに「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されており、景観とその美しさが広く認められています。

ひょうたん島の概要

ひょうたん島とは

ひょうたん島は、面積約1.5平方キロメートルの中州であり、吉野川の分流である新町川、助任川、福島川などに囲まれています。この島を一周する遊覧船が、観光客にひょうたん島周辺の美しい景色を楽しませています。

無料の遊覧船

この遊覧船は、新町川の中流部に架かる両国橋の北詰にある新町川水際公園から出発し、ひょうたん島を一周します。特徴的なのは、この遊覧船が日本で唯一、無料で運航されていることです。ただし、安全のために保険料として100円の支払いが必要です。

ルート概要

遊覧船は新町川水際公園を出発し、新町川を上流に向かって進み、三ツ合橋で助任川に入ります。その後、助任川を直進し、新町川に再び戻り、島を一周するコースとなっています。途中で、佐古川、田宮川、大岡川、住吉島川、沖洲川などの支流を通過しながら進んでいきます。

22本の橋を潜る体験

このクルーズでは、新町橋や両国橋、佐古大橋、かちどき橋、三ツ合橋など、22本の橋を潜り抜けながら進んでいきます。橋をくぐり抜けるスリリングな体験が楽しめるだけでなく、次々と変わる景色が訪れるたびに新鮮な驚きを与えてくれます。

ひょうたん島クルーズの魅力

船上でのひととき

ひょうたん島クルーズは、周囲約6kmを30分かけて巡る船旅です。両国橋北詰から出発し、徳島市を囲む新町川や助任川を周遊することで、さまざまな景色を堪能できます。クルーズの最中には、水際に整備された数多くの公園に気づくことでしょう。これにより、水の都・徳島のゆったりとした生活が垣間見えるのです。

ひょうたん島の形状と名前の由来

ひょうたん島は、その形状が瓢箪(ひょうたん)に似ていることから、その名が付けられました。この島を一周する周遊船に乗れば、川面から街の景色を楽しむことができます。屋根のない開放感あふれるクルージングでは、公園を散歩している人々に手を振ったり、船上から眉山の美しい眺めを堪能したりすることができます。

徳島の街と水上からの景色

ひょうたん島周遊船は、徳島市の中心部にある中州「ひょうたん島」を巡り、毎日運航されています。元日を除き、1年を通して楽しめるこのクルーズは、両国橋北詰の浮桟橋から出発し、約30分かけて6kmのルートを1周します。徳島城跡や徳島の街並みを水上から眺めることができるこの遊覧船は、水の都徳島ならではの特別なひとときを提供します。

ひょうたん島の地理

徳島平野に位置する島

ひょうたん島は、徳島平野の東部に位置し、吉野川の分流である新町川・助任川・福島川に囲まれた中州です。この島は、徳島市内にある内町地区と一致し、内町地区全体を指して「内町」と呼ばれることもあります。

瓢箪島の由来

島の名前は、徳島町城内と東出来島町の境界付近の古い地名「瓢箪島」に由来しています。この名前は1984年(昭和59年)に、徳島市主催の「魅力あるまちづくり講演会」で提案された「ひょうたん島ルネッサンス構想」によって広まりました。

地理的な特徴

ひょうたん島の最高所である城山(標高61.7m)を除くほぼ全域は、標高2m前後の低地で構成されています。かつて島内には寺島川が流れていましたが、鉄道の敷設によって消失しました。現在では、国道192号が島を縦貫し、国道11号が横断しています。また、島の中央には徳島駅があり、島内の交通の重要な拠点となっています。

ひょうたん島周辺の商業地

徳島市の中心業務地区

ひょうたん島の東側には徳島市の中心業務地区が広がっています。徳島本町交差点から元町交差点にかけて、オフィスビルやショッピングセンターが立ち並び、賑わいを見せています。駅前や八百屋町付近の商業地と住宅地は、徳島県内で最も地価が高いエリアとなっています。

公園の整備と利用

ひょうたん島の周囲には、徳島中央公園をはじめとする多くの公園が整備されており、地元の住民や観光客に広く利用されています。これらの公園は、自然とのふれあいやリラックスした時間を過ごすための場所として、重要な役割を果たしています。

ひょうたん島へのアクセス

鉄道でのアクセス

JR徳島駅からひょうたん島へのアクセスは非常に便利で、駅から徒歩約10分で到着します。駅周辺には商業施設も充実しており、観光の合間にショッピングや食事を楽しむこともできます。

自動車でのアクセス

自動車で訪れる場合は、徳島自動車道の徳島インターチェンジから国道11号を経由し、徳島本町交差点から国道192号を使って、約1kmで到着します。駐車場も充実しているため、車での観光も快適です。

まとめ

ひょうたん島一周遊覧船は、徳島市の中心を流れる新町川と助任川に囲まれた美しい中州を巡る、特別な観光体験を提供しています。無料で楽しめるこのクルーズは、自然と歴史が調和した景色を水上から堪能する絶好の機会です。徳島市内に訪れた際には、ぜひひょうたん島クルーズを体験してみてください。

Information

名称
ひょうたん島 一周遊覧船
(いっしゅう ゆうらんせん)

鳴門・徳島市周辺

徳島県