徳島県 » 鳴門・徳島市周辺

いきもの ふれあいの里

(さと)

徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里は、徳島県名東郡佐那河内村に位置する公園で、1992年(平成4年)7月21日に開園しました。この施設は、豊かな自然環境の中で野生動植物との触れ合いを通じ、県民の自然保護への理解を深めることを目的とした自然環境教育の拠点です。広大な自然の中で、自然観察やキャンプなどのアウトドア活動が楽しめるため、徳島県内外から多くの人々が訪れる人気スポットとなっています。

施設の概要

センターゾーン

徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里には、ネイチャーセンターや自然観察スポットが点在しており、訪れる人々にさまざまな自然体験を提供しています。

ネイチャーセンター

ネイチャーセンターは施設の中心的な存在で、展示室やレクチャールーム(約40名収容可能)を備え、さまざまな学習や研修活動が行われています。また、館内には生き物図鑑や資料が閲覧できる図書スペースがあり、自然に関する知識を深めることができる環境が整っています。さらに、館内には常駐の指導員がおり、訪問者に対して自然に関する質問や案内をしてくれます。

自然観察路と観察スポット

施設周辺には、さまざまな種類の動植物が生息する自然観察スポットがあり、それぞれのスポットにアクセスできる自然観察路が整備されています。以下は、主要な観察スポットとその施設です。

昆虫観察の森

昆虫観察の森では、豊かな森の中で昆虫観察が楽しめます。観察路は約940メートルにわたり、四季折々の昆虫の生態を観察できます。昆虫好きの方や、子どもたちに特におすすめのスポットです。

野鳥観察の森

野鳥観察の森は、さまざまな野鳥が生息する場所で、自然観察舎から鳥たちの姿を間近に見ることができます。1,490メートルの観察路があり、バードウォッチングを楽しみながら、ゆったりと自然を感じることができます。

植物観察の森

植物観察の森では、さまざまな種類の植物を観察することができ、特に珍しい植物や季節ごとの花々を見ることができます。観察路は約930メートルで、植物の豊かな世界に触れることができる場所です。

森林観察の丘

森林観察の丘は、森全体を眺めながら森林生態系について学ぶことができるスポットです。観察路は1,500メートルに及び、自然の中をのんびりと散策することができます。

野鳥観察の丘

野鳥観察の丘は、さらに高度のある場所に位置しており、2つの観察舎(合計20平方メートル)と展望台から、野鳥を観察できる絶好のスポットです。特に、渡り鳥が飛来する季節には、多くのバードウォッチャーが訪れます。

水生動物観察の谷

水生動物観察の谷は、小川や湿地帯で水生動物を観察できるスポットです。600メートルの観察路があり、水辺の生き物たちが自然の中で生き生きと生活している様子を楽しむことができます。

キャンプ場のご案内

徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里には、標高約650メートルに位置するキャンプ場もあり、自然の中でリラックスしながらキャンプを楽しむことができます。アカマツ林に囲まれた静かな環境で、自然と触れ合いながら過ごせる特別な体験ができるでしょう。

バンガローとテントサイト

キャンプ場には、5棟のバンガローと20区画のテントサイトが設置されており、各テントサイトの中央には炊事棟も完備されています。家族連れやグループでのキャンプに最適で、日常から離れたひとときを過ごすことができます。

開設期間:毎年4月25日~9月30日(期間中無休)

予約受付:4月1日~9月29日

アクセス情報

徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里は、佐那河内村南部の大川原高原から徳円寺にかけての一帯(標高350~880メートル)に位置しています。徳島市内からは、JR徳島駅から車で約1時間(約25km)の距離にあります。

利用情報

ネイチャーセンターの開館時間は9:00から16:00までで、休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始(12月28日~1月4日)となっています。また、キャンプ場の開設期間は毎年4月25日から9月30日までで、期間中は無休で営業しています。

まとめ

徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里は、豊かな自然とふれあいながら自然環境について学べる貴重な施設です。自然観察やキャンプなど、多彩なアクティビティが用意されており、訪れる人々に自然の魅力を体感してもらうことができます。自然を愛する方々や、都会の喧騒から離れたい方にとって、理想的な場所であることは間違いありません。ぜひ、徳島県立佐那河内村いきものふれあいの里を訪れて、その美しい自然と触れ合ってください。

Information

名称
いきもの ふれあいの里
(さと)

鳴門・徳島市周辺

徳島県