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森本院

(もりもといん)

森本院は、徳島県名西郡石井町に位置する真言宗醍醐派の寺院です。山号は東王山と称され、気延山の北麓にあり、静かな自然環境に囲まれたお寺です。寺院の特徴の一つとして、美しいシダレザクラが有名で、多くの観光客が訪れる場所として親しまれています。

シダレザクラの魅力

森本院の境内には「天堂のシダレザクラ」として知られている美しいシダレザクラが立ち並んでいます。このシダレザクラは、徳島県神山町にある明王寺から株分けされたものであり、2021年時点での樹齢は約70年です。桜の季節になると、このシダレザクラが見事に咲き誇り、多くの花見客がその美しさを楽しみに訪れます。

シダレザクラの歴史

シダレザクラは、日本の伝統的な桜の一種で、枝が垂れ下がるように咲くその姿が特徴です。森本院のシダレザクラは、特に「天堂のシダレザクラ」と呼ばれ、その美しさが地域でも広く知られています。桜の見ごろは例年3月下旬から4月上旬にかけてで、この時期に寺院を訪れると、華やかな桜の花に包まれた境内を堪能することができます。

森本院の歴史

森本院は、気延山の北麓に位置しており、地元の人々から親しまれている古刹です。詳細な創建時期は不明ですが、長い歴史を持ち、地域の信仰の中心となってきました。この寺院は、シダレザクラの他にも、美しい自然に囲まれているため、心静かに過ごせる場所としても知られています。

アクセス情報

森本院は、徳島県の石井町にあり、JR徳島線「石井駅」から車で約5分ほどの距離にあります。徳島自動車道「藍住インターチェンジ」からは車で約40分ほどの距離です。車でのアクセスが便利なため、桜の季節などには多くの参拝者や観光客が訪れます。

明王寺について

明王寺(みょうおうじ)は、徳島県名西郡神山町に位置する真言宗善通寺派の寺院です。山号は天神山、院号は威徳院と称され、地元の人々からは古くから信仰を集めています。明王寺もまた、美しいシダレザクラで有名で、桜の季節には多くの人々が訪れます。

明王寺のシダレザクラ

明王寺の境内には、樹齢100年と80年の2本のシダレザクラがあり、その美しさが多くの観光客を引きつけています。毎年3月下旬から4月上旬にかけてシダレザクラは満開となり、見ごろを迎えます。この時期には「しだれ桜まつり」が開催され、寄井座による人形浄瑠璃や音楽演奏、餅つき、物産販売などが行われ、地元の風物詩として親しまれています。

しだれ桜まつりの魅力

しだれ桜まつりは、明王寺の春の風物詩として多くの人々に親しまれています。境内に咲き誇る桜を楽しむだけでなく、寄井座による人形浄瑠璃や地元の特産品を購入できる物産販売など、多彩なイベントが行われます。この祭りは、地元住民と観光客が一体となり、桜を楽しむ心温まる行事です。

明王寺へのアクセス

明王寺へは、高松自動車道「板野インターチェンジ」から車で約55分、またはJR「徳島駅」から車で約50分の距離にあります。シダレザクラの見ごろの季節には多くの人々が訪れるため、祭りの時期には混雑することもありますが、その美しさは一見の価値があります。

気延山について

気延山(きのべやま)は、徳島県徳島市国府町と名西郡石井町の境に位置する標高212.3mの山で、地元では「きのべさん」として親しまれています。この山は、源義経が訪れたことから名付けられたと言われており、歴史的にも由緒ある山です。

気延山の歴史

1185年に源義経がこの山を訪れ、休息したことがきっかけで「気延山」と名付けられたと伝えられています。山の北東部には「茶臼山」と呼ばれるエリアがあり、さらに麓には「内谷板碑」と呼ばれる石があります。これは、義経の家来である武蔵坊弁慶が山頂から投げ飛ばした石だという伝説が残っています。

気延山の見どころ

山頂には、かつて八倉比売神社がありましたが、現在は気延山南麓の杉尾山に移されています。また、三好実休の重臣であった矢野国村が築城した「矢野城跡」が残っており、歴史好きの方にとっては見逃せないスポットです。さらに、麓には阿波史跡公園があり、矢野古墳や宮谷古墳といった歴史的な遺跡も見ることができます。

気延山へのアクセス

気延山へは、徳島市内から車で約30分、石井町からは車で約15分ほどで訪れることができます。ハイキングや自然観察を楽しむには最適な場所で、気軽に訪れることができる人気のスポットです。

Information

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森本院
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