徳島県 » 鳴門・徳島市周辺

撫養川親水公園

(むやがわ しんすい こうえん)

撫養川親水公園は、徳島県鳴門市の撫養川沿いに位置する美しい公園で、地域住民や観光客に親しまれています。この公園は、水辺の景観や歴史的背景を活かし、自然と人々のふれあいを促進するために整備されました。

概要

撫養川親水公園は、1988年(昭和63年)に、建設省(現・国土交通省)によって「ふるさとの川モデル河川」に指定され、撫養川・新池川水辺空間整備計画の一環として整備されました。この計画のもとで、公園の左岸には「東浜第2公園」も整備され、水面に桟敷広場が広がっています。

園内には「水上ステージ」や「グリムメルヘンプロムナード」など、多彩な施設が配置されています。特にグリムメルヘンプロムナードは、グリム童話のシーンを石の立体壁画で再現した美しいプロムナードで、訪れる人々を物語の世界に誘います。

また、撫養川親水公園は鳴門市文化会館と隣接しており、地域の文化施設との連携が図られています。さらに、2000年(平成12年)には国土交通省の「手づくり郷土賞」を受賞し、その美しさと地域への貢献が評価されました。

公園内の施設

交通アクセス

撫養川親水公園へは、JR鳴門線「鳴門駅」から車で約10分です。公園周辺には駐車場も完備されており、公共交通機関や自家用車でのアクセスが容易です。

撫養川について

撫養川(むやがわ)は、徳島県鳴門市を流れる吉野川水系の一級河川で、歴史的にも重要な役割を果たしてきた川です。この撫養川は市街地を通り、小鳴門海峡へと合流する感潮河川で、その周辺は鳴門市の歴史と文化が色濃く反映されています。

撫養川の地理的背景

撫養川は、旧吉野川上流部から分流し、鳴門市街地を流れて小鳴門海峡に注ぐ河川です。この川は、かつて商港として栄えた撫養港を有し、徳島藩政期には吉野川筋の内陸河川航路と海上航路の接点に位置する重要な商港として機能していました。明治時代には、撫養文明橋と徳島市の新町橋を結ぶ航路が形成され、多くの船が行き交いました。

現在の撫養川

現在、撫養川の沿岸地域は埋め立てが進み、市街地や工場、運動公園などが整備されています。特に撫養川の南岸は、工場地帯や畑地として利用されており、夏にはサツマイモ、冬にはダイコンの栽培が盛んです。

撫養川と観光

撫養川親水公園の他にも、撫養川沿いには様々な観光名所があります。毎年夏には、撫養川沿いで徳島県下最大規模の「鳴門市納涼花火大会」が開催され、多くの観光客が訪れます。この花火大会は、撫養川の美しい水面に映る花火と共に、地域の風物詩となっています。

撫養川の主な橋梁

流域の主な施設

撫養川の周辺には、様々な施設や観光スポットが点在しています。これらの施設は、地域の文化や歴史を感じさせる場所として、多くの観光客が訪れます。

主な施設一覧

まとめ

撫養川親水公園とその周辺地域は、歴史と自然が調和した美しい観光地です。撫養川の流れとともに、鳴門市の文化や歴史に触れることができるこのエリアは、訪れる人々に多くの感動を与えます。特に夏の花火大会やグリムメルヘンプロムナードは、観光のハイライトとして見逃せません。撫養川親水公園を訪れる際には、ぜひ周辺の観光スポットも楽しんでみてください。

Information

名称
撫養川親水公園
(むやがわ しんすい こうえん)

鳴門・徳島市周辺

徳島県